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【2021年9月】キャプボの選び方解説!配信用キャプチャーボード5選!【初心者】

コンシューマ機の録画・配信に必要なキャプチャーボード。

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一般に持っている人は多くないので、最初の一台は特に迷う。

 

〇外付けと内蔵でどう違うのか分からない

〇1080pとかパススルーとか書いてることがよく分からない

〇数百円の安いものから3万円以上のものまであるけど違いが分からない

〇PCに詳しくないので結局どれを買ったらいいか分からない

 

こんな感じで色々分からないことだらけじゃないだろうか。

僕もそうだった。

ここでは、キャプボの選び方とおすすめの製品を紹介していく。

少しでも初めてのキャプボ選びの参考になればと思う。

 

キャプチャーボードの選び方

ここではキャプチャーボードの選び方を解説していく。

何を気にしなければいけないのか、ざっくりと分かると思うので参考にしてみて欲しい。

キャプチャーボードの種類

キャプチャーボードには大きく分けて

・外付け型

・内蔵型

の2種類がある。

外付け型

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外付け型はUSBケーブルなどを介しPCに接続するものだ。

 

メリット

〇ノートPC・デスクトップPCどちらにも対応

〇PCにUSBを差し込むだけであるため接続が簡単

〇持ち運びが可能で、複数のPCで使いまわせる

デメリット

〇映像の遅延が発生する

〇狭いデスクだと本体が邪魔

〇商品によっては本体の発熱が気になる

〇ケーブルが増える

内蔵型

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内蔵型はPC内部のマザーボードPCIスロットに差し込み使用する。

取付は特に難しい作業ではないが、ノートPCや一体型PC、小型PCなどでは使用できないことが多い。

そのため、自分のPCに取付が可能か判断できなければ外付け型にするのが無難だ。

メリット

〇映像の遅延が少ない

〇PCに内蔵するため外に本体を置く必要がない

〇同様の理由でコードがすっきり

デメリット

〇PC内部への取付が必要であるため、初心者にはハードルが高い

〇全体的に価格が高い

 

解像度とフレームレート

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キャプチャーボードの商品名や商品詳細にはよく1080p/60fpsだとか4K/60だとか書いてある。

これは、前半が出力可能な解像度で、後半が出力可能なフレームレートとなっている。

解像度

解像度とは、画面上にあるピクセルの数量のこと。

1280×760であれば、長辺に1280個、短辺に760個で構成されている。

解像度が高ければそれだけピクセルが増えるため、より高画質になるが、当然それ相応の処理性能も必要となってくる。

 

キャプチャーボードに採用されている主な解像度は以下の4つ。

HD(760p) 1280×760
フルHD(1080p) 1920×1080
QHD(WQHD) 2560×1440
4K 3840×2160

大半の人がフルHDのモニターを使用していることを考えると、価格・性能両面から見てフルHDが出力できれば十分だろう。

もちろん予算に余裕があるのであればより高解像度対応のものを購入しておけば、後から4Kのゲームを録画したいと思ったときに買い替える必要がないため間違いはない。

フレームレート

フレームレートとは、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示しており、fpsという単位で表される。

つまり、フレームレートが高ければ高いほど映像が滑らかに見えるということ。

基本的には60fpsあれば十分だ。

 

パススルー機能

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パススルー機能とは、PCとは別のモニターにも同時に映像を出力する機能。
この機能の何が良いかと言うと、遅延がない。

パススルーなので、直接モニターにコンシューマ機を接続しているのと同等だ。

キャプチャーボードはPCでキャプチャーするとどうしても遅延してしまうもので、FPSや格ゲーなど一瞬の操作が必要なゲームはPCの画面を見ながらプレイするのは困難。

パススルー機能を使用すると、遅延を気にしなくてよくなるため、ぜひパススルーがついている機種を選ぶべきだ。

パススルーを使用しないとしても、デメリットは特にない。

なお、パススルー機能にも、PCへの出力とは別に出力解像度とフレームレートが設定されているため注意が必要だ。

※上記画像であればパススルーは4K60fps、PCへの出力はフルHD60fps

 

エンコード方式

キャプチャーボードには

・ソフトウェアエンコード

・ハードウェアエンコード

の2種類のエンコード方式がある。

しかし、現在はキャプチャーボードに前述のパススルー機能がついているものが多くなり、はっきり言ってユーザ側でエンコード方式を意識する必要性はなくなっている。

それぞれのメリットデメリットを記載はするが、他の性能を気にして買うほうが幸せになれる。

ソフトウェアエンコード

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PC側でエンコードを行う方式。

遅延が小さく、PCの画面を見ながらゲームをプレイしやすい。

 

メリット

〇映像の遅延が小さい

〇メーカー非純正のキャプチャーソフトが使用できる

デメリット

〇PCへの負荷が大きく、PCスペックが足りないと性能を発揮しきれない

ハードウェアエンコード

PCではなくキャプチャーボード側でエンコードを行う方式。

遅延対策としてパススルー機能がついているものが多い。

 

メリット

〇PCへの負荷が小さく、低スペックのPCでも動作が安定しやすい

デメリット

〇映像の遅延が大きい

〇メーカー純正のキャプチャーソフトを使用する必要がある

 

おすすめのキャプチャーボード

Basicolor3217

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http://www.amazon.co.jp/dp/B08FHVCXZ6

ブランド名 Basicolor
メーカー ARX TECH
対応OS Windows,Mac OS X, Linux
製品サイズ 11.2 x 4.3 x 1.5 cm
商品重量 80 グラム

僕が最初に買ったキャプチャーボード。

外付け型の1080p60fpsで出力・パススルー対応

2021年9月現在、通常時4,299円、タイムセールで安い時には3,000円程度で購入が可能で、コスパが非常に高い。

欠点はキャプボ本体の発熱がそこそこあるくらいで、フルHD60pまでしか求めないのであれば必要十分な性能。

 

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キャプチャーソフトなどは付属しないので、自分でOBSなどのキャプチャーできるソフトウェアを準備する必要はある。

本体も小さいので置く場所にも困らない。

HDMIケーブルは付属しないため、パススルーを使用する場合は別途準備が必要になる。

1,000円台のものを購入するくらいなら、もう少しお金を出してこちらを購入しても後悔することはない。

映像の遅延はわずかにするので、FPSや格ゲー、音ゲーはパススルー必須。

パワプロは慣れれば対応できるレベルだった。

TreasLin HSV321

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http://www.amazon.co.jp/dp/B07JDF9N5W

ブランド名 TreasLin
メーカー HotSpot Tech
対応OS Linux, Windows_7, Mac_os
製品サイズ 9.5 x 6.3 x 2.2 cm
商品重量 210 グラム

こちらは外付け型で1080p60fpsの出力、4K60fpsパススルー対応の製品。

最初に買うときにこれと迷ったが、4Kパススルーに対応している必要がなかったので買わなかった。

Basicolor3217との違いはそのくらい。本体はこっちのほうが大きいし重い。

一応初心者のために書くが、4Kパススルーを使用するのは、

①QHD以上で出力可能なコンシューマ機(PS4proやPS5、Xbox One Xなど)

②QHD以上対応のゲームソフト

③QHD以上の解像度のモニター

この3つがある場合だ。例えば、Nintendo Switchや通常のPS4なんかはフルHDまでしか対応していないので必要ない。
一方で、これらが揃っている場合には選択肢としてめちゃくちゃあり。

2021年9月現在、通常時の価格7,999円だが、よく安くなっており6,000円台での購入が可能だ。(最安時は5,000円台まで落ちたこともある)

この価格帯で4Kパススルーは魅力的だ。

4Kでのパススルーを使用したい人はこちらを選択すると良い。

Elgato HD60 S+

 

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http://www.amazon.co.jp/dp/B07XB6VNLJ

ブランド名 CORSAIR
メーカー Corsair
製品サイズ 1.9 x 11.2 x 7.5 cm
商品重量 109 グラム

キャプボの定番メーカーElgatoの製品。

ここから一気に値段が上がる。
2021年9月現在22,000円程度一時期は25,000円程度で取引されていたことを考えると少し安くなった。

僕が今使っているキャプチャーボード。

1080p60fpsHDR10出力で4K60fpsHDR10パススルー。

TreasLin HSV321と何が違うんだよと思うかもしれないが、HDR10がポイント。

HDR10とは、映像の明暗差を増やすことでよりリアルな映像にするものだ。

4Kは映像の細かさで映像を綺麗に映し出すのに対し、HDR10は色の表現で美しく見せるといった感じ。

質が違うものではあるが効果は絶大で、全然違う。本格的に配信や実況をやりたい人はこれがおすすめ。4K出力はまだ必要ないと思っている。

レビューを見ると色々書かれているが、僕の環境(Win10,Corei5 9600K,RAM16GB)では何の問題もなく使えている。

小さいし軽いし画質もいいしで値段は高いが、十分なパフォーマンスがある。

Macは認識しない場合がありそうなので要注意。

AVerMedia Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS

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http://www.amazon.co.jp/dp/B07DFR38WG

ブランド名 AVERMEDIA
メーカー AVERMEDIA
OS Not machine specific
製品サイズ 14.53 x 9.73 x 2.9 cm
商品重量 498.95 グラム

こちらも定番AVERMEDIA。

1080p60fps出力、4K60fpsパススルー対応。

値段は2021年9月現在25,000円程度。

僕は価格とHDR10がないという点でElgato HD60 S+を選んだ。

しかし、この製品には専用録画ソフト「RECentral」と動画編集の定番ソフトCyberLink『PowerDirector 15 for AVerMedia』がついている。

僕はPowerDirectorをもう持っていたので必要なかったが、まだ持っていない人にはこっちがおすすめ。1万円くらいするソフトだから。(ただ、15ってもう古いんだよね。)

こちらのレビューも結構低評価もついているが、それぞれの環境が分からないので何とも言えない。PC関連の機器は情報はいくらでも転がっているので、自己解決能力は必要かもしれない。

逆に言えば、そのくらいやるぞという覚悟がなければこの価格帯のキャプボは買わずに、1万円以下のものを購入したほうがいい。

ただ、このキャプボかっこいいよね。表面のカバーデザインも自分で印刷したりして入替できるみたいで、個性も出せそう。(どこで出してんだよって感じだが)

AVerMedia Live Gamer 4K GC573

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http://www.amazon.co.jp/dp/B07FDVYM6R

ブランド名 AVERMEDIA
メーカー AVERMEDIA
製品サイズ 20.8 x 15 x 6.6 cm
商品重量 432 グラム

最後に内蔵型も1つ紹介。

これ欲しかった。でも値段がね。。。

4K60fpsHDR&1080p240fps出力&パススルーという現状最上位スペックのキャプボ。

4KもフルHD240fpsもいらないけどガジェット好きとしての宿命でめちゃくちゃ迷った。

今でこそ値段は32,000円程度に落ち着いたが、それでも高い。

一応これにも専用録画ソフト「RECentral」と動画編集の定番ソフトCyberLink『PowerDirector 15 for AVerMedia』が付属する。

ロマン派で最強スペックでいきたいという人はこれ一択。

逆に言えば、最上位モデルでも3万円台って安くない!?

これがあったらあと5年は買い替えの検討すら必要ないと思う。

 

まとめ

初心者はとりあえず予算と自分がキャプチャーしたい物を想像して、外付け型の自分に合った製品を買うといい。高いもの=良いというわけではないのだ。

当然高い方が製品の質感が良かったり、多くの機能が搭載されていたりするが、必要なスペックが上がり活用しきれなかったり、動作もままならなかったりする可能性だってある。

ここで紹介したもの以外にも数多くのキャプチャーボードが存在する。

例えば、ElgatoのHD60 S+を紹介したが、HD60 Sというモデルもあって、そっちは3,000円程度安い。違いは4KでのパススルーとHDR10の有無。

僕はこの程度の価格差ならある方がいいなと思ってS+にしたが、人によってはいらないから安い方がいいという人もいるだろう。

選び方を参考に、満足のいくキャプチャーボードを見つけてみて欲しい。